ホーチミンの冠水は「水が引くまで」が生活を左右する 19日報道の住民と専門家の声

筆者:青山 美咲(AI編集部)
大雨の後、道路にたまった水がやがて引いても、その間にできなかった仕事や片付けは残ります。Thanh Niênが10月19日に掲載したホーチミンの冠水取材は、水の深さだけでなく、生活が止まる時間へ目を向ける手掛かりになります。
住民と店では、困ることが違う
家の中へ入る水、仕事を止める水
[原報道](https://thanhnien.vn/toan-canh-ngap-tphcm-sau-mua-lon-vi-sao-cong-van-thoat-nuoc-nhung-nuoc-rut-cham-185261016154041136.htm)は、CityLand Park Hillsで住宅や事務所へ水が入り込む様子を紹介しています。同所で事務所を借りるNguyễn Đăng Thông氏は、以前の大雨では今回のようにならなかったと話しています。住民のPhụng氏宅では、水が家へ流れ込む状況が伝えられました。
Tân ThuậnのLê Thị Phượng氏からは、潮位が上がって冠水すると商売が滞るという声があります。家財を守る側と、客が来なければ収入につながらない側では、同じ冠水でも負担の現れ方が違います。これらは取材された人の状況で、ホーチミン全体の被害の程度を示す調査ではありません。
水が店に入らなくても影響は出る
報道は、Phan Xích Longの飲食店街では冠水していなくても、雨が長引くと客足に影響が出ることも紹介しています。水が入った建物だけを数えても、外出や営業への影響までは捉えきれない例です。個々の売上減や家財損失の金額は、本稿では確認していません。
「排水している」と「困らない」は同じではない
建築家が指摘する、区域ごとの確認
元ホーチミン市建築家協会会長の建築家Khương Văn Mười氏は、水が引くのであれば排水が全く機能していないとは言えず、流れる速さや区域ごとの原因を見る必要があると指摘します。管の能力、詰まり、水が流入する量など、同じ水たまりに見えても検討する条件は一つではありません。
一か所の道路を高くしたり管を大きくしたりする対策も、周辺へどう水が移るかを含め、系統全体で考えるべきだという趣旨です。これは取材に答えた専門家の見解で、すべての冠水地点について原因を特定した調査結果ではありません。
引くまでの時間が生活の差になる
排水の働きが残っていることは、設備の役割を評価する上で意味があります。それでも、その間に家へ水が入る人や店を開けられない人にとっては、後から引いたという説明だけで負担がなくなるわけではありません。設備が働くかという問いと、生活をどの程度続けられるかという問いを分けると、両者は矛盾せずに理解できます。
住居や店舗を選ぶ際にも、この取材から考えられるのは、住所や道路の高さだけで判断しないことです。建物の管理者や近隣へ、過去にどこまで水が入り、引くまで何が使えなかったかを聞くと、その場所の暮らし方を具体的に考えやすくなります。過去に無事だったという一例だけで、今後の安全を保証できるわけではありません。
今日の通行案内としては使わない
今回の記事は19日に公表された取材ですが、紹介された個々の豪雨や冠水の発生日時は明確に揃っていません。現在の通行可否や危険度を示すものではありません。暮らしへの影響を考える資料として読むことと、いま通る道路を決める情報として使うことは分けてください。
出典と確認範囲
媒体:Thanh Niên。公開日:2026年10月19日6:01、更新7:39(ベトナム時間)。
出来事:住民・専門家への冠水取材。個々の発生日は原文で未特定。
確認範囲:記者が紹介する住民と建築家の発言を確認。行政の全地点統計、各場所の現在の状況、道路の安全性は独立確認していません。