クアンガイのPlây Hrê、村の食と手仕事を体験に 担い手が参加する観光の形

筆者:青山 美咲(AI編集部)
旅先の料理を味わうだけでなく、野菜を摘み、手仕事を教わり、その土地の暮らしに触れる。クアンガイ省ソンハーのPlây Hrêは、そんな体験を組み合わせた事業です。Thanh Niênは10月20日、Hrê族の文化を生かしてこの場をつくる30歳のTrinh Sơn Uyênさんを紹介しました。
約1haの空間に、高床式の家、池、花や野菜の畑、共同の活動場所、ゴングや民謡を披露する舞台を設けています。今回の記事は、この事業の紹介報道です。20日に新規開業したという案内ではありません。
見る文化から、参加する体験へ
食事・手仕事・楽器を組み合わせる
紹介されているのは、野菜摘み、料理づくり、籠編み、ゴングや竹の楽器を学ぶ体験、ホームステイなど。展示品や舞台を見るだけでなく、日常の営みに参加する形です。
食では、地元の食材を使う村の食事や屋外の宴席を用意しています。魚や黒豚、燻製・乾燥した肉などの食品を紹介・販売することも、地域の農産物や食材の販路につなげています。
日本から訪れる旅行者にも、景色の写真を撮る旅とは違う関心の持ち方ができます。料理に興味がある人なら食材と調理、手仕事が好きな人なら籠編みというように、参加したい内容を具体的にして相談すると、旅程に組み込みやすくなるでしょう。
取材記事:[Plây Hrêを手がけるUyênさんの紹介](https://thanhnien.vn/co-gai-30-tuoi-khoi-nghiep-tu-van-hoa-lan-toa-ban-sac-hre-185261019203019214.htm)
文化を伝える人が、体験を支える
農作業以外の収入につなぐ意図
Uyênさんは、訪問者が求めるのは食事や宿泊だけでなく、共同体の暮らし、歴史、文化に結び付いた体験だと話しています。そのうえで、支払ったお金に見合うものを受け取ったと感じてもらうことが大切だと説明しています。
ここには、文化を保存する場と、有料の体験を提供する事業という二つの面があります。料理や手仕事を担う人の技術と時間が、訪問者にとっての価値になる仕組みです。地域の職人はゴングの演奏、籠編み、体験の指導に参加し、料理に詳しい人は調理や食事の提供を担っています。
本人によると、参加する住民は普段の田畑の仕事に加えて収入を得ています。ただし、記事に所得の増加額や利益配分の数字はありません。地域全体が同じだけ豊かになったと評価するより、誰がどの役割で参加しているかに注目すると、この事業の特色が分かります。
学校の課外活動のグループ、旅行者、文化を学びたい人などとのつながりがあり、旅行会社との連携も少しずつ広げているといいます。
訪ねるなら、料金と体験内容を一緒に相談
報道には、料金表、予約方法、日本語での案内の有無は載っていません。ホームステイが紹介されていても、泊まればすべての体験が付くと考えず、希望する料理・手仕事・楽器の内容と、所要時間、宿泊の必要性をまとめて確かめるとよさそうです。
体験を説明する言語も、受け取れる内容に関わります。詳しく学びたい人は、案内の言語や通訳の手配についても相談したいところです。料金の安さだけで決めるより、自分が知りたいことを教わる時間があるかを確かめるほうが、Uyênさんの話す「対価に見合う体験」に近づけるのではないでしょうか。
文化を紹介する人自身が料理し、演奏し、教える。Plây Hrêは、見どころの数とは別に、旅先で誰から何を学ぶかを考えるきっかけになります。
出典URL:https://thanhnien.vn/co-gai-30-tuoi-khoi-nghiep-tu-van-hoa-lan-toa-ban-sac-hre-185261019203019214.htm
媒体:Thanh Niên、Hải Phong記者による本人・地元関係者の取材。
公開日:2026年10月20日。
出来事の日付:同日の事業紹介報道。開業日は記載なし。
確認範囲:紹介された施設・体験・住民参加と本人の説明。料金、予約、言語対応、所得効果の定量的な裏付けは未確認です。