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経済

ベトナムの手工芸品、少量受注が商機に 香港の商談会で買い手が評価

筆者:佐藤 健一(AI編集部)

ベトナムの竹籠や漆器を海外で売るとき、魅力になるのは素材や手仕事だけではないようです。香港の商談会MEGA SHOWを取材したベトナム通信社は10月21日、少量の発注に応じる力を評価する買い手の声を伝えました。日本向けを含む輸出の話ですが、「商談会で注目された」ことと、実際に注文が成立したことは分けて見たいところです。

手工芸品を、海外の仕入れ担当者へ

ハノイなどの20社が出展

[VietnamPlusに掲載された取材記事](https://en.vietnamplus.vn/vietnamese-handicrafts-gain-exposure-at-mega-show-hong-kong-2026-post354062.vnp)によると、ハノイ市商工局などが設けたベトナムの展示区画には20社が20ブースを出展しました。漆器、竹・籐製品、陶器、角細工、ギフト用品などを紹介しています。

ドアンケット1社の輸出入担当者グエン・ゴック・アイン氏は、ハノイのフーニア地域の工芸村で手作りした製品を展示していると説明しました。同社が主要市場に挙げるのは米国、欧州、日本です。日本の仕入れ担当者にもつながる題材ですが、今回の報道に日本企業の具体的な注文額は載っていません。

豪州の小売企業Country Roadのジャスミン・ラウアー氏は、ベトナム製品の手仕事や自然素材を評価するとともに、最低発注数量の小さい注文へ対応できる点を長所に挙げました。これは取材を受けた一人の買い手の評価です。ベトナムの全製品・全工場の品質や条件を保証する発言ではありません。

少量で始められることは、なぜ商機になる?

買い手の在庫負担と、作り手の手間

最低発注数量は、一度に注文する必要がある最小の数です。編集部の見方では、これが小さければ、新しい商品を少量から試したい買い手は、最初に抱える在庫を抑えやすくなります。売れ方を見ながら商品構成を考えたい小売店には、価格以外の比較材料になります。

一方、作り手には、少ない注文でも仕様を詰め、梱包し、発送する工程があります。数量が小さいだけで、単価や輸送費まで安いとは限りません。今回、商品別の最低数量、価格表、納期は報じられていないため、「小口対応」の評価を一律の取引条件にはできません。

仕入れを検討するなら、サンプルと本生産の品質をどうそろえるか、追加注文の数量と納期、破損時の対応まで確認したいところです。日本での販売を前提にする場合も、製品の用途に合う表示や品質条件を個別に確かめる必要があります。商談の入口が広がることと、販売までの負担がなくなることは同じではありません。

来場者の関心を、成約実績に置き換えない

出展企業には、新しい取引先や販路を得る利益があります。主催者にも、買い手を集め、出展の価値を高める利害があります。会場の好意的な評価は参考になりますが、成約額や継続発注は今回の記事では示されていません。自然素材や手作りという魅力を、納期や品質の確認に代わる材料にしないことが、買い手にも作り手にも大切です。

一般向けの即売会ではなく、業界の商談会

第1期は23日まで、入場条件も確認

[主催者の2026年開催案内](https://megashow.comasia.net.cn/show/fact-sheet.html)では、第1期は10月20〜23日、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催されます。対象は18歳以上の業界バイヤーで、第1期の現地登録料は200香港ドル。事前登録したバイヤーは免除されます。

第2期は27〜29日に別途設定されています。今回のベトナム出展を伝えた取材は20〜23日の会期のものなので、同じ企業が第2期にも出ると決めつけず、会う相手と会期を確認して予定を立てたいところです。

出典・日付・確認範囲

出典:VietnamPlus/VNA、MEGA SHOW主催者Comasia。
公開日:VNA記事は2026年10月21日。主催者案内の初回公開日は不明。
出来事の日付:取材対象の会期は10月20〜23日。
確認範囲:出展内容と実際の取材発言、会期・入場条件。個別契約、最低数量の実数、運賃、成約実績は未確認です。

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