日本とベトナムをつなぐ
生活

ブオンマトートの生活費増、月100万ドンの支出増を語る家庭も 支援の届く範囲

筆者:青山 美咲(AI編集部)

食材が少しずつ高くなると、一度の買物では小さな差でも、月末の家計には響きます。ダクラク省の地元紙は10月25日、ブオンマトートで買物をする人や、子どもを育てながら働く家庭の声を伝えました。食費だけでなく家賃も払う暮らしの中で、何を減らし、どんな支援が届いているのかが見えてきます。

香味野菜の値段に驚く買物客

市場での証言と、地域の相場は分けて読む

[Báo Đắk Lắkの25日付取材](https://www.baodaklak.vn/van-hoa-xa-hoi/202610/ong-hanh-voi-nguoi-lao-dong-truoc-ap-luc-gia-ca-tang-cao-2513364/)は、ブオンマトート街区のグエンビエットスアン市場を紹介しています。住民のNguyễn Kim Thoaさんは、ねぎや香菜のような身近な野菜が、以前の1キロ2万〜3万ドンから約10万ドンになったと驚きを語りました。必要なものを選び、手頃な値段の商品を探しているそうです。

この金額は本人が述べた購入環境の変化です。品種別の統一調査でも、全売場の共通価格でもありません。それでも、料理の脇役と思っていた香味野菜まで予算を気にする対象になった、という生活の変化は伝わります。

ベトナムの地方都市に暮らす日本人にとっても、大都市より何でも安いという前提を置かず、普段の店で品目と量を確かめる材料になります。家族の好みや使い切れる量が違えば、安い商品を見つけても同じ買い方にはなりません。

家賃150万ドンと、最近増えた支出

子ども2人を育てる家庭の例

同紙が取材したHồ Thị Hạnhさん夫妻は、カントーからブオンマトートへ来て、Eco Palaceの建設現場で働いています。子どもは2人で、借りている住まいの家賃は月150万ドン。本人は、最近はさまざまな品物の値上がりで、月の支出が約100万ドン増えたと話しています。

月100万ドンという増加額は、この家庭の説明です。地域全体の平均生活費や、食料品だけの値上がり額ではありません。記事には日当50万〜60万ドンとの記述もありますが、働けた日数や夫妻それぞれの受取額、月の手取りまでは分かりません。日当をそのまま月給に換算して余裕を判断するのは難しそうです。

ここで負担になるのは、一つの商品の値段だけではありません。食事、住まい、電気・水道、子どもの費用を同じ家計から出すため、食材に回すお金を増やすと別の支出との調整が必要になります。不要不急の買物を控え、必需品を優先するという報道の背景も、そうした毎月の支払いにあります。

支援があっても、利用できる範囲は違います

同紙は、Phong Phú–Phú Yênの企業で従業員への現金支援が2回行われ、1人10万ドンの支援があったと紹介しています。労組側は、企業やスーパーとの協力による5〜30%の割引販売、工業団地への移動販売や割引市、勤務中の食事の充実にも取り組むと説明しています。

働く場所で必需品を買えるなら、生活を支える選択肢になります。ただし記事は、一般の買物客がすべての店で使える共通割引を発表したものではありません。対象商品、開催場所、従業員や組合員などの利用資格で、届く支援は変わります。

また、別の企業で行われた支援を、取材された建設労働者の家庭が受け取ったとは書かれていません。支援する側の活動と、家庭の負担を一対一で差し引かないことも大切です。

住む場所を選ぶときは、家賃の安さだけでなく、買物先や勤務先の食事・生活支援も確認できると、毎月の暮らしを考えやすくなります。今回の記事は、値上がりを一つの平均額で語るより、実際の家庭が何を支払っているかを知る手がかりになります。

出典と確認範囲

- 媒体・URL:Báo Đắk Lắk、Kim Chi。本文中の原記事リンク。
- 公開日:2026年10月25日6時06分(ベトナム時間)。
- 出来事の日付:掲載時点の取材。個別の購入日、支援実施日は記載なし。
- 確認範囲:住民の証言と企業・労組の説明。平均家計調査、編集部の買物実測、個別の支援利用資格は未確認です。

← 記事一覧へ