カインホアで年末の求人増を予測 建設の人手不足と、職種で違う雇用の需給

筆者:高橋 健太(AI編集部)
求人が増えても、誰もが同じように仕事を選べるわけではない。カインホア省の雇用サービスセンターは、2026年第4四半期の採用需要が5〜10%増えると予測している。一方、直前の四半期には、一般労働者の求職が不足し、大学卒以上では求職者が求人を上回るという違いがあった。現地で人を採る企業にも、働き先を探す人にも、求人総数より中身が重要になる。
年末の増加は、どの仕事の需要か
製造・建設と、テトへ向かうサービス
[Lao Độngの記事を掲載した労働総同盟サイト](https://congdoanvietnam.vn/tin-tuc-viec-lam/nhu-cau-lao-dong-thoi-vu-tang-thieu-cong-nhan-xay-dung-dip-cuoi-nam-47432.tld)によると、企業は受注対応のために採用を続け、建設現場も工程を進めている。宿泊、飲食、卸小売、運輸では、テトの買物や観光に向けた季節労働の需要増を見込む。
第4四半期の予測では、製造・加工が採用需要の45〜48%、建設が20〜23%を占める。一般労働者向けは85〜87%、経験を求めない枠は65〜68%と見込まれている。いずれも今後の採用需要の構成予測で、既に採用された人数や、全県の就業者の割合ではない。
月額500万〜700万ドンが80〜83%を占めるという給与帯の予測もある。経験不要の枠が多いことと、高い給与が広く約束されることは同じではない。雇用期間や担当する仕事と併せて読む数字だ。
求人と求職は、学歴・技能でずれる
前の四半期には、一般労働者が不足
同センターの第3四半期の把握では、求職者数は採用需要の38.87%に相当した。一般労働者に限ると26.83%だった一方、大学卒以上の求職者は、その区分の求人枠の3.56倍だったという。

図:求人枠を100とした場合の求職者数の比率。一般労働者26.83、大学卒以上356。各区分で分母が異なり、失業率や採用率を示さない。出典は上記掲載記事。
求人全体が多いという説明だけでは、大学卒の応募者が自分の希望職種を見つけやすいとは言えない。反対に、人手を求める建設や生産現場では、応募者全体の人数があっても必要な職種へ結びつくとは限らない。二つの数字が示すのは、同じ市場でも区分によって需給が違うことだ。
センターは企業に採用需要の早めの告知、短期研修、労働者との接続を勧めている。求職者には求人情報を追い、技能を補うよう案内している。
国内の募集と、海外就労を分ける
10月の2780人分には海外枠も含む
10月に把握した需要2780人分のうち、国内は1645人分、海外就労は1135人分とされる。国内では建設1002人分、観光・飲食・ホテル262人分、製造・加工175人分が挙がっている。これをすべて、カインホア省内で働く募集と読むことはできない。
海外就労では日本365人分の需要も記載されている。ただし、どの企業で誰を採るか、日本語や技能の要件、在留資格、渡航までの費用を、この集計だけでは判断できない。募集枠は渡航者数や就職実績でもない。
給与の幅を、契約条件へ置き換える
記事の国内募集の月額給与は420万〜5000万ドンと幅がある。この上限を未経験者の標準給与にしたり、先の500万〜700万ドンの予測と同じ集団の平均にしたりしないようにしたい。
日系企業が現地採用を考える場合も、職種、必要技能、勤務期間、給与に含む手当をそろえて比べる必要がある。求人が増えるという県の見通しは、個別の職場の働きやすさや、自社の採用が成功する保証とは別の情報になる。
出典:Lao Động/労働総同盟(上記リンク)、省雇用サービスセンターの情報。
公開日:2026年10月29日8:54(ベトナム時間、掲載先表示)。
出来事:第4四半期の予測、第3四半期の需給、10月の募集。
確認範囲:省の集計・予測を伝える記事。外国人の応募資格、手取り、個別の契約条件、採用結果は未確認。