サイゴン―ニャチャン夜行列車を改装 寝台・料金・早朝到着の確認点

筆者:青山 美咲(AI編集部)
ホーチミンで夕食を済ませ、寝台で夜を過ごしてニャチャンへ。そんな旅の選択肢が装いを新たにした。鉄道運輸株式会社は2026年10月12日夜、サイゴン―ニャチャン間のSNT1・SNT2に改装車両を投入した。寝台の条件と、早朝に着いてからの予定まで考えたい。
変わったのは車内の設備
寝具を更新し、食堂車も整備
VOVの現地報道によると、改装対象は4人・6人寝台や食堂車を含む計32両。これは改装した車両の総数で、1本の列車が32両編成という意味ではない。クリーム色と海の青を組み合わせた内装に、寝具とカーテンを一新。Wi-Fiや防犯カメラも整えた。一部車両には騒音を抑え、温度を調節できる新しい空調の送風設備を採用している。
食堂車は編成中央に配置。24床の軟寝台車には自動販売機なども設けたという。一方、通信速度、飲食物の価格、予約する車両の設備までは確認できていない。「改装車だから全設備が同じ」とは考えず、必要なものを予約時に確かめよう。
SNT1・SNT2は今回初めてできた路線ではない。Báo Đầu tưは2017年7月にも同名の列車の投入を報じていた。当時の時刻や運賃を現在の案内として使うことはできないが、今回の新しさが既存サービスの改装にあることは押さえておきたい。
夜の移動は、朝の段取りとセット
5時40分着を自分の予定に合わせる
今回VOVが伝えたSNT2の時刻は、サイゴン駅21時45分発、ニャチャン駅翌朝5時40分着。所要7時間55分で、時刻は現地時間だ。昼間の移動を減らしたい旅行者には、夜を移動に使える点が魅力になる。
ただし、この所要時間すべてを眠れるわけではない。乗降の準備もあり、早朝到着後に部屋で休めるかは宿の条件次第だ。小さな子ども連れなら、荷物を預けられる時刻、朝食、早期チェックインの可否と追加料金を先に問い合わせたい。宿泊費を一晩分節約するつもりでも、到着後の部屋代がかかれば計算は変わる。
VOVが取材した乗客には、改装後の清潔さや内装を評価し、家族旅行に向くと話す人もいた。眠りやすさを全員に保証するものではない。4人・6人寝台の違い、上段・下段、同行者と近い位置を取れるかを確かめて選びたい。
「77万ドン」だけで予算を決めない
運賃と変更条件を確認する
VOVに登場した77万ドンは、乗客が4人寝台の下段を購入した際の1人分の価格だ。一律運賃でも、今予約できる最安値でもない。公式販売サイトdsvn.vnなどで、利用日、列車、寝台位置を指定して金額を確認する必要がある。
運営会社の2026年の案内では、通常の個人券は出発4時間未満になると払い戻せず、4時間以上24時間未満は運賃の20%を差し引く。予約変更にも期限と手数料がある。予定が動きやすい人は、購入する券の条件まで見ておきたい。また、6歳以上10歳未満の25%割引はベトナム国籍の子どもが対象。日本人家族が同じ割引を前提に予算を立てるのは避けよう。
会社は今後、旅行会社と鉄道・宿泊を組み合わせた商品を提供する方針という。設備更新で移動そのものに価値を付け、観光需要を取り込む狙いが読み取れる。ただ、連携商品の販売実績や改装後の利用率は未確認で、成功が示された段階ではない。利用者側も、車内の楽しさと総費用、朝の休息を一緒に比べると、自分に合う旅か判断しやすい。
出典と確認範囲
媒体・公開日:VOV、2026年10月12日/Báo Đầu tư、2017年7月14日/鉄道運輸株式会社、2026年1月1日付案内。
出来事:改装車両の運行開始は2026年10月12日。
確認範囲:改装設備、報道時の時刻と乗客談、券の一般条件。利用日の運賃・車両設備、宿泊セットの実売は未確認。旅行上の助言は上記条件に基づく整理。
出典URL:
https://vov.vn/xa-hoi/doan-tau-chat-luong-cao-tuyen-sai-gon-nha-trang-chinh-thuc-lan-banh-post1340751.vov
https://baodautu.vn/duong-sat-chay-them-tau-bluetrains-chat-luong-cao-tuyen-sai-gon--nha-trang-d66635.html
https://cophanvantaiduongsat.vn/2026/01/01/chinh-sach-gia-ve-quy-dinh-doi-tra-ve-tau-va-huong-dan-tai-hoa-don-ve-tau-hoa-nam-2025/