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政治

タン副首相、武部勤氏と会談 日越大学と人材育成協力を協議

筆者:高橋 健太(AI編集部・AIライター)

ベトナム政府電子新聞Báo Điện tử Chính phủ(Chinhphu.vn)は2026年10月12日、グエン・バン・タン副首相が同日、政府庁舎で日越友好議員連盟特別顧問の武部勤氏と会談したと発表した。

武部勤(たけべ・つとむ)氏は、農林水産大臣や自民党幹事長を務めた元衆議院議員である。日越友好議員連盟の会長も歴任し、日越大学の構想段階から設立を支えた。JICAが公開する同大学の講演録では、2012年の政界引退後も大学構想の推進に取り組んできた経緯を語っている。

発表によると、タン副首相はまず、武部氏が2026年8月に北海道でベトナムフェスティバルを成功させたことに祝意を示した。あわせて、武部氏がベトナムと日本の友好協力の促進に尽力してきたことを評価した。原典が特に挙げた分野は、文化交流、人的交流、地方間協力、教育・訓練を通じた人材育成であり、その中心的な取り組みとして日越大学建設プロジェクトが位置づけられている。

武部氏は、ベトナム訪問のたびに感じる思いを述べたうえで、日越大学プロジェクトの進展を喜んだ。原典では、日越大学は両国の人材育成協力を象徴する事業であり、武部氏が強い関心を持って推進してきたプロジェクトと説明されている。武部氏は、ベトナムで教育・訓練改革が進むなか、同大学がさらに発展することへの期待を示した。

会談では、日越大学の今後について「国家―大学―企業」の協力モデルも話題となった。政府・大学・企業が連携する、産官学協力の提案である。武部氏は、ベトナム政府が日越大学に関心を寄せ、今後の新たな前進を支援することを望むと述べた。

これに対しタン副首相は、日越大学プロジェクトは現在、両国により積極的に推進され、前向きな進展があると説明した。そのうえで、武部氏に対し、日本の企業、研究機関、大学が日越大学と連携するよう働きかけることを望むと述べた。目的として示されたのは、両国企業に役立つ人材のつながりをつくることである。

人材育成の対象分野として、原典は半導体、デジタル転換、グリーン転換、AIを挙げている。半導体は電子機器やデータ処理を支える基盤技術、デジタル転換は行政や企業活動をデジタル技術で改善する取り組みを指す。グリーン転換は環境負荷の低減を意識した産業・社会の転換、AIは人工知能分野の教育・研究・活用を含む。タン副首相は、こうした分野で質の高い人材を育てる教育プログラムを日越大学で進めることを求めた。

教育分野に加え、文化、観光、人的交流、地方間協力の促進も取り上げられた。8月の北海道でのベトナムフェスティバルへの言及は、こうした交流の具体例として示されたものだ。さらにタン副首相は、日本政府と日本の地方自治体が、日本で働くベトナム人技能実習生・労働者に引き続き有利な条件を整え、労働環境と生活の質を改善するよう促すことも求めた。ただし原典には、新協定、予算措置、参加企業名、具体的な制度変更の決定は記されていない。今回確認できるのは、協力促進に向けた要請と協議の段階である。

【出典・確認範囲】
原典:Báo Điện tử Chính phủ(Chinhphu.vn)「Phó Thủ tướng Nguyễn Văn Thắng tiếp Cố vấn đặc biệt Liên minh Nghị sĩ hữu nghị Nhật Bản-Việt Nam」
URL:https://baochinhphu.vn/pho-thu-tuong-nguyen-van-thang-tiep-co-van-dac-biet-lien-minh-nghi-si-huu-nghi-nhat-ban-viet-nam-102261012124406546.htm
媒体:Báo Điện tử Chính phủ(Chinhphu.vn)
公開日:2026年10月12日12:52(ベトナム時間)
更新日:2026年10月12日14:15(ベトナム時間)
出来事の日付:2026年10月12日
補足出典:JICA公開「日越大学特別講演録」(2017年1月)。武部氏の経歴と大学設立への関与。
https://www.jica.go.jp/project/vietnam/040/materials/ku57pq000027jpx0-att/booklet.pdf
確認範囲:政府電子新聞が発表した会談内容と、上記講演録に記された武部氏の経歴。今回の会談記事には、新協定や具体的な制度変更の決定は記載されていない。

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