ホーチミン低排出ゾーン案、意見募集は10月17日まで 通勤・車購入で確認したいこと

筆者:青山 美咲(AI編集部)
## ホーチミンの交通転換案、意見募集は10月17日まで
### まだ施行済みの規制ではない
ホーチミン市は、クリーンエネルギー車への転換と「低排出ゾーン」を定める市人民評議会決議の草案について、組織・個人から意見を募集している。市公式ポータルの10月13日付発表によると、募集期間は10月8〜17日。14日時点では、住民や事業者が提案内容を確認できる段階にある。
草案は、化石燃料を使う車両からクリーンエネルギー車への転換、区域ごとの通行条件、段階的な排出管理を定めるものだ。市は、高排出車両を徐々に減らし、大気汚染管理を改善する方向を示している。現時点で車両の一律禁止や買い替え期限が施行されたという発表ではない。
### 低排出ゾーンは2028年から段階導入する案
第1段階は2028年1月1日〜2029年12月31日に「区域1」で実施し、2030年1月1日から「区域2」全体へ広げる案だ。区域の詳細は草案に添付する別表によるとされるが、今回の公式概要だけでは道路ごとの境界まで確認できない。
対象車両にはタクシー、契約旅客車、旅客バス、貨物車、個人の自動車、二輪車が挙げられ、車両群ごとに排出基準と通行条件を段階的に厳しくする内容となっている。自宅や職場がどの区域に入るか、使う車にどの条件が適用されるかは、最終的な区域図と車種別規定を照合する必要がある。
## タクシー利用者と車の所有者、確認する点は異なる
### 2027年のバス、2030年のタクシー・配車二輪
公式概要では、2027年1月1日から市内を走る市内路線バスにクリーンエネルギーの使用を求める案が示されている。国家機関や公的事業機関の自動車・二輪車も、新規購入または更新時にクリーンエネルギー車とする案だ。
2030年からは、市内を走るタクシーと、旅客・貨物を運ぶ配車サービスの二輪車が転換対象となる。タクシーで通勤する人や、配車二輪を移動・配送に利用する人には、サービスを担う車両の種類に関わる提案である。利用者は運行会社の対応案内を確認することになるが、今回の公式概要に運賃改定や利用者への追加料金が定められたわけではない。
### 個人の車は、用途と適用区域の確認を
自分の車やバイクで移動する人は、営業用車両の転換予定と、自分の車種に対する条件を混同しないようにしたい。概要は個人車も低排出ゾーンの対象車両群に含める一方、個別の排出レベルや通行可能時間の詳細までは示していない。
市全体の長期的な方針としては、特殊車両を含む道路車両を2045年までにクリーンエネルギーへ転換する案がある。ただし、この年だけを見て、それ以前の区域別・車種別条件がないと判断することもできない。購入や長期契約を予定する人には、利用予定の車種、用途、走行区域と適用時期を一緒に確認することが必要となる。
## 支援策も提案中、購入予算への織り込みは条件確認後に
### 車両購入と充電設備の両面を支援する案
市予算によるクリーンエネルギー車の購入費と関連費用の支援、二輪車の初回排出検査費の支援が提案されている。また、承認された道路・歩道の一部に充電・エネルギー供給設備や車両ステーションを置く際の、一時使用料免除も含まれる。
充電施設や駐車場、乗換拠点の用地を優先し、公共交通との接続を進める方向も示された。車両だけでなく、充電や乗換えを支える設備も対象とする構成だ。ただし、設備がすでに利用できるという案内ではなく、具体的な設置場所・供用時期は別途確認が必要になる。
### 支給額や外国人の資格は未確認
今回の概要からは、個人が受け取れる補助額、申請条件、日本人居住者の対象資格は確認できない。車の購入費から補助金を差し引いて予算を決めるには、対象者と車両の条件が必要だ。市は区域、実施日程、対象車両、支援策の情報公開を進める方針も示している。意見募集の情報と、その後の議決・施行内容を区別して確認したい。
【出典・確認範囲】
媒体:ホーチミン市公式電子情報ポータル
URL:https://www.hochiminhcity.gov.vn/vi/web/hcm/w/lay-y-kien-gop-y-du-thao-quy-inh-lo-trinh-chuyen-oi-chinh-sach-phat-trien-giao-thong-xanh-va-vung-phat-thai-thap
公開日:2026年10月13日17時(市公式ページ表示)。
出来事の日付:意見募集2026年10月8〜17日。議決日・施行日は未確認。
確認範囲:市公式の意見募集発表・草案概要。添付草案全文・区域別表、個別車両の適合、補助額・外国人資格は未確認。