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文化

ハノイの28史跡をQRで読む 四つのテーマから選ぶ街歩き

筆者:青山 美咲(AI編集部)

ハノイの旧市街を歩いていて、立派な門や小さな祠の前で「ここは何をまつる場所だろう」と思うことはありませんか。歴史を知ってから見ると、いつもの街角も少し違って見えそうです。10月18日、28の史跡を結ぶ「ハノイ遺産観光の旅」のデジタル基盤が公開されたと、VOVが報じました。

建物を眺めるだけでなく、由来を読む

現地のQRから、調査資料へ

[VOVの公開報道](https://english.vov.vn/en/travel/hanoi-launches-digital-platform-to-transform-heritage-exploration-post1342447.vov)によると、現地に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、各史跡の詳しい情報にアクセスできます。昔と現在の写真、歴史資料、建築図面などを地図と組み合わせた仕組みです。

フランス大使館・フランス文化院と、ハノイ国家大学人文社会科学大学などが関わる事業で、専門家や学生が100か所以上を調べ、28か所を選びました。個々の建物を紹介するだけでなく、信仰や仕事、街の歴史のつながりを知る入口になります。

興味に合わせて選ぶ四つのテーマ

[運営元の地図](https://heritage-itineraries.com/)には、史跡や行程を探す検索欄と、次の四つのテーマが表示されています。

- タンロン四鎮:白馬、キムリエン、ヴォイフック、クアンタインの四寺廟をたどるテーマ。
- 母神をまつる寺廟:ベトナムの母神信仰に関わる場所をつなぐテーマ。
- 職業の祖をまつる集会所:旧市街を支えた職人の仕事と、地域の記憶を知るテーマ。
- ハノイの仏教寺院:高僧アンティエンなどに関わる寺院の歴史をたどるテーマ。

宗教建築に関心がある人と、手仕事や商店街の成り立ちにひかれる人では、見たいものも違います。最初から28か所すべてを巡ろうとせず、気になるテーマから、普段の散歩や旅行の予定に重なる場所を選ぶと使いやすそうです。

今回の公開と、前年の試行を分けて知る

四つの行程には、すでに準備の歴史がある

事業に参加する[フランス語圏大学機構AUFの記録](https://www.auf.org/hanoi-presentation-officielle-des-itineraires-touristiques-patrimoniaux-dans-la-ville-de-hanoi/)では、2025年12月3日にクアンタインで四つの試行行程を紹介しています。地図やアプリ、QRの構想も、その時点で説明されていました。

そのため、今月18日にまったく新しい28の観光地が生まれた、という話ではありません。積み重ねた調査資料を現地で参照する仕組みの公開として受け止めると、以前からある建物と、今回使えるようになった案内の関係が分かります。

観光だけでなく、学びの資料にも

VOVは、学校の課外活動で写真などを使うことや、研究者・学生が碑文や建築資料を参照する用途も紹介しています。在住の家族なら、建物を見た後に昔の姿を調べる時間を作ることもできそうです。旅行者には短い立ち寄りでも、背景を知る手がかりになります。

ハノイ市の文化・スポーツ・観光当局は、内容の更新や利用者の意見を集めることが、長く役立つ仕組みにするうえで大切だと説明しています。公開は完成の終点というより、地域の管理者や研究者が情報を育てていく段階でもあります。

地図は史跡を知る案内です。実際に訪れる日は、それぞれの開門時間や入場料、行事の有無も確認して予定を組みたいところ。日本語での案内や全資料の翻訳、現地でのQR動作は今回確認していません。

出典と確認範囲

- 媒体・URL:VOV、運営元地図、参加機関AUF(各説明の直接リンク)。
- 公開日:VOVは2026年10月18日16時15分。AUFは2025年12月3日。地図の初回公開日は不明です。
- 出来事の日付:今回の公開式典は10月18日、試行行程の紹介は前年12月3日。
- 確認範囲:公開報道、参加機関の記録、運営元地図のテーマ・検索欄を確認。全地点への現地訪問、現在の開門・料金・資料全文の利用は未確認です。

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